ニチブンあれこれブログ

ニチブンの学び

和の精神を学ぶ「日本文化史」

 こんにちは。N活スタッフのおふじです(ヾ(:3ノシヾ)ノシ)

今回は和の精神を学ぶ「日本文化史」について綴らせて頂きます。

 みなさんは「日本文化史」ときいて思い浮かぶものはありますか?

 「日本文化史」とは、日本文化大學の建学精神と使命に基づいて日本文化について学ぶ講義です。

 授業は、週に2回あり、教室で行う座学と、お茶室で行う実技に分かれています。

 座学では、歴史(文化史)上の人物とお茶のかかわりや物の見方、考え方を学びます。意外な歴史上の人物がお茶と親しんでいたことがわかり、驚くことがあります。

 そして、お茶室では、大学で準備して頂いたおふくさなどのお道具を使用してお点前を行います。お菓子やお茶を頂く際に、「ご相伴させていただきます」や「お先に」と声をかけてから頂くことなどを教えていただきました。

 このように誰に対しても敬意を払って丁寧に接するという茶道で学んだ心構えは今後、社会に出た時にも自分自身のものの考え方や所作に良い影響を与えてくれるものだと私は考えております。

 1年の終わりには、講義内容を書き留めたノートを製本し、自分だけの本を作ります。

 そんな日本文化史の講義を受け続け、最後に1年間の集大成として行うものとして「献茶祭」があります。

 献茶祭では各クラスごとのテーマに沿ってお茶室を作り、お客様である保護者や教職員の方をお招きしておもてなしをし、感謝の意を表します。

 クラスの全員でより良いおもてなしが出来るようにアイディアを出し合い、作業を行うのですが、やはり大変なものです。

 連携がうまくとれずに食い違いが起きて、作業が思うように進まないなどトラブルはつきものでした。

 しかし、最後にお客様をおもてなしして、喜んで頂いたときの達成感は何物にも代えがたいです。

 そして、献茶祭では「献茶式」という儀式も行います。

 これは、1年間学んできたお茶を神様にお供えすることで、お世話になった方々の健康と生活安全をご祈願するためのものです。

 実際に1年間お茶を学んできたお茶室で行う儀式ですから、感慨深いものです。

 日本文化の知識やお茶の作法というものは一生ものです。

 オープンキャンパスにいらした際には是非お茶室をご覧になって下さい。

献茶式の様子と献茶祭でお出ししたお菓子の写真です。

次回のN活スタッフによる投稿は5月26日予定です。

N活スタッフ おふじ

follow us
ニチブンInstagram日本文化大學YouTubeチャンネルニチブンあれこれブログ